簡単にデザイン性の高いWebサイトが作成できる「WordPressテーマTCD」。
累計12万人以上のユーザーに利用されており、国内シェアNo.1のWordPressテーマです。
洗練されたデザイン面だけでなく、TCDテーマ独自の豊富な機能を使う事もできます。
それでは、WordPressテーマTCDとは具体的に何なのか?評判・料金・使い方はどうなのか?
筆者は、WordPressテーマTCDの外部ライターとして、TCD BLOGで執筆しています。また、WordPressサイトの運営歴は10年以上あります。
そこでこの記事では、それらの経験に基づいてWordPressテーマTCDを徹底解説します。
WordPressテーマTCDとは?
WordPressテーマTCDとは、株式会社デザインプラスが販売しているWordPress用のテーマ(デザインテンプレート)です。
WordPressテーマTCDは国内シェアNo.1であり、2007年にリリースされて以来、累計12万人以上のユーザーに利用されています。
TCDテーマは、デザイン性、機能性、使いやすさを兼ね備えたWordPressテーマです。初心者から上級者まで、幅広いユーザーが利用する事ができます。
WordPressテーマTCDは、日本のWebサイト制作において幅広く利用され、その柔軟性と機能性から多くのユーザーに支持されています。
WordPressとは?
WordPressとは、Webサイトの作成ツールです。業界内では、CMS(コンテンツ管理システム)と呼ばれています。
世界中にある約4分の1のWebサイトがWordPressで構築されており、とても人気のあるCMSです。
WordPressは、プログラミングの知識がなくても、ブログやホームページを簡単に作成する事ができます。
さらに、プラグイン(拡張機能)を追加すると、セキュリティ対策・SEO対策・お問い合わせフォーム作成など、様々な機能を使うこともできます
プログラミングの知識がなくても、簡単にWebサイトを作成できるため、利用者も多いです。
メリット:
- 無料で利用できる。
- ブログやホームページを簡単に作成できる。
- アメーバブログなど無料ブログと同じような操作で投稿できる
- 多数のテーマがあり、デザイン変更しやすい
- 多数のプラグインがあり、様々な機能を追加しやすい
- テーマやプラグインは、無料で使えるものも多い
- Googleなどの検索エンジンで、上位表示が期待できる(設定や対策が必要)。
デメリット:
- 「WordPress.org」と「WordPress.com」の違いが紛らわしい。
- より専門的なカスタマイズは、プログラミング言語のHTML、CSS、PHPの知識が必要。
- 脆弱性の対策をしっかりする必要がある。
- 日本語のサポートが限定的である。
WordPressは、これらのメリット・デメリットがあります。しかし、初心者から上級者まで、幅広いユーザーが利用しています。
WordPressテーマとは?
WordPressテーマとは、WordPressサイトのデザインや構成を設定するためのテンプレートです。
テーマを変更することで、専門的な知識がなくても、Webサイトのデザインや構成、機能などを簡単に変更することができます。
WordPressテーマは、大きく分けて「無料テーマ」と「有料テーマ」の2種類があります。
無料テーマは、WordPressの公式テーマや、個人や企業が無料で配布しているテーマです。ただし、デザインや機能がシンプルなものが多く、カスタマイズ性も低い傾向があります。
有料テーマは、個人や企業が有料で販売しているテーマです。デザインや機能が豊富で、カスタマイズ性が高い傾向があります。
WordPressテーマTCDの特徴
WordPressテーマTCDには、以下のような特徴があります。
- デザイン性:プロのような洗練されたデザインのテンプレートが豊富。
- 種類が豊富:企業やお店のホームページ、ブログ、ネットショップ用テーマなどがある。
- 機能性:TCD独自の機能により、デザイン性・機能性の高いサイトを構築できる。
- 使いやすさ:初心者でも簡単に操作できる管理画面を採用している。
WordPressテーマTCDは、個人ブログやビジネスサイトなど、さまざまな用途で利用できます。
メリットと評判
WordPressテーマTCDのメリットや評判としては、以下のようなものが挙げられます。
- デザインが洗練されており、プロのようなサイトを簡単に構築できる。
- TCDテーマの種類が豊富なため、自分のニーズに合ったものを選べる。
- TCD独自の機能で、デザイン設定やSEO対策(検索エンジン対策)ができる。
- 管理画面が使いやすいため、初心者でも簡単に操作できる。
- ケーススタディ・ギャラリーのTCD MUSEUMで、作成したサイトを紹介してもらえる(審査あり)。
- TCD公式サイトでも、作成したサイトを紹介してもらえる場合がある。
- カスタマイズ事例びあるTCD LABOを参考にカスタマイズできる
デメリットと評判
一方で、WordPressテーマTCDのデメリットや評判としては、以下のようなものが挙げられます。
- 一部の機能がブロックエディターに対応していない(※)。
- SEO対策の機能はあるが、場合によってプラグイン(拡張機能)やカスタマイズが必要。
- 他社のテーマに慣れてしまった人は、使いづらい可能性がある。
- WebデザイナーがTCDテーマで制作代行する場合は、特別ライセンスの購入が必要。
※WordPress公式の「クラシックエディター」プラグインをインストールする事で解決できます。
TCDテーマは、記事タイトルや説明文を入れる機能など、SEO対策の機能は付いています。
しかし、カテゴリーページや固定ページなど、特定のページだけ検索エンジンに読み込ませない対策(noindex)をする事ができません。
これらの対策は、サイトの構成や作成方法によっては必須ではありません。しかし、コントロールする事でより上位表示しやすくなる場合があります。
TCDテーマを使っている当ブログでは、noindex SEOというプラグインをインストールしています。
なお、これらのコントロール方法については、WordPressテーマTCDのブログでも掲載されています。
WordPressテーマTCDの料金
WordPressテーマTCDの料金は、テーマごとに異なります。
無料テーマ
TCDの無料テーマは、2つだけ提供されています。
当ブログでは、1番目のRebirthを使用しています。2番めのBlogPressは、少し前の世代のテーマになっていますが、このデザインがお好きな方は試してみてください。
有料テーマ
テーマ名 | サイトの種類 | 料金(税込) |
---|---|---|
SOLARIS | テクノロジー企業 | 39,800円 |
SERUM | 病院・クリニック | 29,800円 |
NANO | BtoB企業 | 34,800円 |
BASARA | ネットショップ | 39,800円 |
TENJIKU | 飲食店 | 33,800円 |
REHUB | 口コミサイト | 59,800円 |
GENSEN | ポータルサイト | 39,800円 |
Cherie | 女性向け | 29,800円 |
Beyond | 企業サイト | 39,800円 |
MASSIVE | 求人募集 | 25,800円 |
CURE | 病院・整体院 | 25,800円 |
FAKE | ベンチャー企業 | 22,800円 |
OOPS! | ランディングページ | 19,800円 |
EVERY | 会員サイト | 39,800円 |
Switch | ブックカフェ | 24,800円 |
HAKU | 日本・和風 | 29,800円 |
上記は、TCD公式サイトの人気ランキングや、Googleの検索数が多い有料テーマの料金です。
なお、種類別のTCDテーマの価格帯は、以下のとおりです。
- ブログ用テーマ:7,980円〜19,800円
- メディア用テーマ:29,800円〜59,800円
- 企業・店舗ホームページ用テーマ:19,800円〜49,800円
- ECサイト用テーマ:19,800円〜43,800円
※全て税込価格です。
このように、WordPressテーマTCDの料金は、一般的なテーマと比較すると、中価格〜高価格な設定となっています。
WordPressテーマTCDは、デザイン性や機能性が高いWebサイトを構築したい方におすすめです。
WordPressテーマTCDの選び方
WordPressテーマTCDを選ぶ際には、以下の点に注意するのがオススメです。
- デザイン性:テーマによってレイアウトなどデザインが違います。使用したいデザインを選んでください。
- 機能性:テーマによって絞り込み検索や口コミ投稿など機能が違います。必要な機能を備えたテーマを選んでください。
- 料金:TCDテーマは、機能やデザイン別に料金が違います。ご自分のニーズに合うものを検討してみてください。
WordPressテーマは、WordPressで作成されたWebサイトをカスタマイズするための重要なツールです。
自分に合ったテーマを選ぶことで、Webサイトのデザインや機能を思い通りに変更することができます。
WordPressテーマTCDの使い方
TCDテーマを使う場合は、当然ながらレンタルサーバーにWordPressをインストールしておく必要があります。
国内シェアNo.1のレンタルサーバーがエックスサーバーであり、当ブログでも使用しています。エックスサーバーの概要や料金などは、別サイトの記事を参考にしてみてください。
また、独自ドメインの取得、ドメイン設定、WordPress簡単インストールなどの手順は、以下の記事を参考にしてみてください。
以下、WordPressテーマTCDの使い方を一つ一つご紹介します。
TCDテーマのダウンロード
はじめに、購入したWordPressテーマTCDのダウンロード方法を解説します。
ダウンロードするには、TCDのログインページからログインして、左側にある会員メニューの「ダウンロードと帳票」を押します。
その後、テーマファイルから「ダウンロード」を押して、テーマダウンロードします。
TCDテーマのインストール
次に、ダウンロードしたTCDのWordPressテーマをインストールします。
WordPressへログインし、左サイドメニューの「外観」、「テーマ」の順に押します。その後、上部の「新規追加」を押します。
上部の「テーマのアップロード」を押します。「ファイルを選択」を押して、TCDのWordPressテーマをアップロードし、右側の「今すぐインストール」を押します。
これで、WordPressテーマのインストール完了です。
子テーマを作成された方は、親テーマと子テーマを両方インストールしますので、同じ手順でインストールしてください。
親テーマの方が有効化されていると意味がありませんので、子テーマが有効化されているか確認してください。
コンテンツビルダー
TCDのコンテンツビルダーとは、WordPressサイトのトップページのデザイン変更ができる機能です。
ただし、この機能がないTCDテーマもありますので、各テーマを確認する必要があります。
例えば、トップページで人気商品のランキングを表示したり、コンテンツの並べ替えをすることができます。
出典:コンテンツビルダー | WordPressテーマTCD
また、自分で独自のコンテンツを作成し、表示することもできます。
プログラミング言語のHTMLの知識がある方は、HTMLを使ってデザインしてトップページに表示することもできます。
TCDテーマオプション
WordPressテーマTCDでは、「TCDテーマオプション」という独自の機能を設定をすることができます。
このTCDテーマオプションは、各テーマごとに付いている機能が若干違います。
ここでは、無料テーマ「Rebirth」のTCDテーマオプションでご紹介します。
有料テーマの場合はより多くの機能が提供されています。
はじめに、WordPressにログインします。左サイドバー上部の「TCDテーマ」を押すと、「TCDテーマオプション」というページが表示されます。
以下、一項目ずつ解説していきます。
【基本設定】
- 色の設定:リンクの色の設定
- フォントの設定:フォント(書体)の種類を変更
- サムネイル画像の設定:トップページの画像などの設定
- ソーシャルボタンの設定:記事ページのSNSシェアボタンなどの設定
- Facebook OGPの設定:Facebookにシェアされた場合の表示設定
- Twitter Cardsの設定:Twitterにシェアされた場合の表示設定
- カスタムCSS:プログラミング言語のCSSで、サイト上部をカスタマイズできる
- カスタムスクリプト:Googleのアクセス解析ツールのタグなどを入力できる
【ロゴ広告】
- ヘッダーロゴの設定:サイトのタイトルをテキストと画像を選択して設定
- ヘッダーロゴの設定(モバイル用):上記のモバイル用設定
- フッターロゴの設定:サイト下部のロゴ設定
- ヘッダー広告の設定:サイト上部の広告画像設定
【トップページ】
- ヘッダーコンテンツの設定:サイト上部に表示される記事か画像のスライダー設定
- サイドコンテンツの設定:サイドバーを右か左に設定
- 記事一覧の設定:トップページの記事一覧の設定
【ブログ(記事の設定)】
- 記事タイトルの設定:タイトルや本文の文字サイズ設定と、日付などの表示設定
【クイックタグ】
TCDテーマの「クイックタグ」とは、記事作成時に使えるTCDオリジナルの装飾デザイン機能です。このクックタグで使うデザインの色や、サイズなどの設定を行えます。
- クイックタグを使用する:このクイックタグ自体をサイトで使用するか選択
- 見出しの設定:カスタム見出しの文字サイズや、背景色の設定
- ボタンの設定:ボタンの形・サイズ・色・効果の設定
- アンダーラインの設定:アンダーラインの色の設定
- 吹き出しの設定:吹き出しのユーザー画像・ユーザー名・色の設定
- Googleマップの設定:Googleマップの表示設定
【テーマオプション管理】
-
テーマオプション管理:TCDテーマオプションを引き継ぐための、エクスポート・インポートとリセット機能
有料テーマでは、さらに機能がありますので、TCD公式サイトも確認してみてください。
TCDクイックタグ
すでにご紹介したとおり、WordPressテーマTCDでは装飾デザイン機能の「クイックタグ」を提供しています。
ここでは、そのクイックタグを記事内で使用する方法をご紹介します。
このクイックタグは、テーマによっても違います。最新版のクイックタグはWordPressテーマTCDの公式サイトでも確認できます。
> 【2022年最新版】アップデートされたTCDクイックタグ機能
当ブログは、TCDテーマの「Rebirth」を使用しています。例えば、以下のような装飾デザインを使用する事ができます。
【関連記事カードリンク】
以下のように、カード形式でWordPressのページをリンクできます。
【見出し】
装飾された見出しを入れることができます。なお、当ブログの見出しもこのクイックタグを使って表示しています。
見出しもTCDテーマオプションで、文字サイズ・枠線・背景色などを変更することができます。
【2カラム・3カラム】
記事内を分割するカラム(縦の列)機能を使えます。
例えば、記事の左側に画像、右側に文章にするなど、レイアウトを変更することができます。
※以下の2カラムと3カラムは、スマホ画面では一列に表示される場合が多いです。
【囲み枠】
囲み枠は、注意書きや任意の文章を読みやすくする時に便利です。
囲み枠
【ボタン】
商品の販売や外部リンク用のボタンを挿入することができます。
ボタンは、テーマオプションで形や色を変更できます。
【アンダーライン】
文字に色の付いたアンダーラインを引くことができます。こちらもテーマオプションで色を変更できます。
- アンダーライン1
- アンダーライン2
- アンダーライン3
【吹き出し】
人物の画像と、吹き出しの中に文章を入れることができる機能です。事前にテーマオプションで、画像・人物名・色などを変更できます。

画像が左側、枠を塗りつぶしの吹き出しサンプル

画像が左側、枠線の吹き出しサンプル

画像が右側、枠を塗りつぶしの吹き出しサンプル

画像が右側、枠線の吹き出しサンプル
これらのクイックタグは、旧エディタ(編集画面)である「クラシックエディタ」で利用できます。
すでにブロックエディタで更新されている方は、クラシックエディタの機能を使います。
クイックタグを使うには、投稿画面から、左上の四角いボタンを押します。
次に「クラシック」と検索して、表示された「クラシック」を押します。
すると、ブロックエディタ上で、クラシックエディタが使えます。表示された「クイックタグ」を押します。
クイックタグの一覧が表示されますので、使いたい機能を押します。
すると、画面上にクイックタグの様々な装飾が表示されます。
ファビコンの設定
ファビコンとは、Webブラウザのタブに表示されるアイコンの事です。
以前のTCDテーマでは、ファビコンの設定ができましたが、最新版ではできません。ファビコンは、WordPress自体の機能でも設定できます。
ファビコンの画像は、著作権フリー・商用利用可のアイコン素材サイトでダウンロードするのがおすすめです。
必要に応じて、画像編集ソフトで加工したり修正してみてください。
ファビコンを設定するには、はじめにWordPressにログインします。
左サイドバーにある「外観」と「カスタマイズ」を押します。
WordPressのカスタマイズ画面になりますので、「サイト基本情報」を押します。
サイト基本情報の画面になったら、下部にある「画像を変更」を押すと画像が変更されます。
そのままサイトへアクセスすると、ブラウザのタブにファビコンが表示されます。
TCDテーマのアップデート
TCDテーマは、WordPress自体のアップデートや、新しい機能の追加、バグの修正などの理由でアップデートする場合があります。
アップデート版が出た場合は、サイトのパフォーマンスやセキュリティを向上させるために、適用することをおすすめします。
TCDテーマをアップデートする際には、以下の点に注意してください。
- アップデート前に、必ずバックアップ
- アップデート後にサイトに問題がないか、必ず確認
大手のレンタルサーバーは自動バックアップ機能があるため、別途作業は必要ないかもしれません。
なお、WordPressのプラグインでも別途バックアップを取ることができます。
TCDテーマをアップデートするには、TCD公式サイトから更新版のテーマをダウンロードして、WordPressへインストールします。
つまり、当記事の「TCDテーマのダウンロード」と「TCDテーマのインストール」の項目の操作方法と同じです。
なお、TCDテーマが最新版にアップデートされた場合は、WordPressの管理画面からテーマの更新通知が届きます。
そのWordPressの画面から、TCD公式サイトにアクセスしてアップデートの作業をすることもできます。
- WordPressにログイン。
- 左メニューの「テーマ更新」を押す。
- 「マイページから最新版のテーマをダウンロードする」を押す。
- アップデート版のテーマをダウンロードする。
- WordPressへテーマをインストール
出典:TCD BLOG
TCDテーマがアップデートされたら、必ずサイトが正常に表示されいるか確認してください。
されていなければ、バックアップから復元する必要があります。
まとめ
WordPressテーマTCDとは、デザイン性が高く、高機能なWebサイトを簡単に作れるデザインテンプレートです。
TCDテーマは種類が豊富で、企業・病院・お店・教室のホームページ、企業メディアや個人ブログ用まで幅広く提供されています。
また、無料から有料テーマまで提供されており、あなたに合ったテーマが見つかると思います。
ぜひ、あなたに合ったWordPressテーマTCDを探してみてください。
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